訃報 外間守善先生
新聞でも報道がありましたが
美ら島沖縄大使で法政大学名誉教授の外間守善先生が他界されました。
偶然にも、私は外間先生のお住まいのすぐ側で生まれ育ちました。
沖縄と関わり始めた10代の終わり頃までは、面識なく。
沖縄に暮らす前に、お会いした事はありませんでした
(ご近所なので、先生のご家族は私の家族をよくご存じでらっしゃたようですが)
沖縄から戻って、様々な会合や、研究会にお邪魔させて頂く機会に恵まれ
先生から、ご本を頂戴したりした事もありました。
地元と沖縄の関わりが書かれていたその本は、沖縄と遠く離れてしまったと
意気消沈していた私にとって、とても大切な本となりました。
夕暮れ時、道で先生とばったりお会いする事がありました。
近所のお花屋でバラを買ったところで、先生は手にバラを持っていらっしゃいました。
「先生、お花なんて、お買いになるんですか。」と伺うと
「出掛けたら、必ず帰る時に(奥様に)お花を買うんだ。いつもだよ。」と
にこやかにお答えになって、嬉しそうにしてらっしゃいました。
会合や公の場でお会いする時のいつもジェントルマンな外間先生は、お家でもジェントルマンなんだな、と
私はこの時思いました。
大使になった時、任命式では、外間先生が、大使を代表してお話しをされました。
沖縄には、様々な動植物が生息し、気候も亜熱帯で、日本の中でも珍しいものをたくさん見る事が出来
文化面においても素晴らしい。
翌日の、新聞にはその時の内容が大きく掲載されました。
大使の筆頭でいらした先生が逝かれてしまって
淋しく、心細く思います。
近年、もっとお話ししたいと、その機会を望んでいましたが
望み叶わず。
外間先生には、たくさんの感謝の気持ちです。
ありがとうございました。
心より、ご冥福をお祈り致します。
明日はお通夜ですが、ご家族でなさるそうです。
日曜(11/25)の告別式は、
荻窪から徒歩10分ぐらいの
願泉寺にて12時~13時だそうです。
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